約20年ぶりのJR北海道在来線新駅開業
経営状態が厳しく、また利用者の減少も続いているJR北海道では、2022年のダイヤ改正でも、一部駅の廃止を実施します。廃止となるのは、函館本線の池田園駅、流山温泉駅、銚子口駅、石谷駅、本石倉駅、根室本線の糸魚沢駅、宗谷本線の歌内駅。いずれも1日あたりの乗降人数が1ケタ台の、極端に利用者が少ない駅でした。
一方、JR北海道では久々となる新駅も誕生します。開業するのは、札沼線あいの里公園~石狩太美間に位置する「ロイズタウン」駅。お菓子メーカー「ロイズ」の工場に隣接しており、同工場へのアクセス改善が期待されています。ロイズタウン駅は、今改正で廃止となる流山温泉駅(2002年開業)以来、在来線では約20年ぶりとなる新駅。北海道新幹線の駅を含めても、同社では約6年ぶりの新駅開業となります。
また、ロイズタウン駅の開業にあわせ、石狩太美駅と石狩当別駅は、それぞれ「石狩」を外した「太美」駅、「当別」駅に変更されます。
宗谷本線では、名寄高校の最寄り駅であった東風連駅を、同高校の近隣地へと約1.6キロ移設。あわせて駅名を「名寄高校」駅に変更します。