おおさか東線から201系が撤退
2008年のおおさか東線開業時から活躍してきた201系は、3月のダイヤ改正で同線から撤退します。
国鉄時代に首都圏から投入された201系は、1983年から東海道・山陽本線(JR化後のJR京都線・JR神戸線)でも運用を開始。JR化後の321系投入によって両線からは2007年に撤退し、大阪環状線と関西本線(大和路線)へと転用されました。おおさか東線用車両は大和路線と同じグループで、運用は共通。さらに2019年の新大阪延伸開業時には、大阪環状線への323系投入によって余剰となった201系の一部が、おおさか東線増強用として転属しました。
おおさか東線開業以来、直通快速を除く全定期旅客列車で使用されてきた201系ですが、今回のダイヤ改正で、221系へと置き換えられます。
JR京都線・JR神戸線の快速用などで活躍していた221系ですが、JR西日本は2020年、両線への225系144両の追加投入を発表。新車投入によって捻出した221系によって、製造から約40年が経過した201系を順次置き換えるプランを打ち出しました。そして、2020年6月より、225系増備車が順次落成し、221系を捻出。221系は、JR京都線・JR神戸線の車両が所属する網干総合車両所本所から、大和路線の車両が所属する吹田総合車両所奈良支所へと転属していきました。
今回のダイヤ改正でおおさか東線からは撤退する201系ですが、関西本線(大和路線)の運用については、今改正での動向の発表はありません。しかしながら、221系による201系の置き換えは今後も続けられる計画で、201系は2023年度までに完全に引退する予定。この車両の活躍も、あと数年で終わりを迎えるようです。