鉄道コム

2022年春ダイヤ改正で何が変わる?~西日本編~

2022年3月11日(金) 鉄道コムスタッフ

通勤で使える特急列車サービスの拡充

普通列車の運行本数が減少する一方で、着席通勤で活用できる特急列車は拡充されています。

阪和線では、朝の大阪方面の特急「くろしお」6号が、20分ほど運転時刻を繰り下げに。これにより、日根野→新大阪間では「はるか」とあわせ、約25分間隔で特急列車が運転されることとなります。

朝の利便性が向上する特急「くろしお」
朝の利便性が向上する特急「くろしお」

また、阪和線・紀勢本線の「くろしお」と、北近畿方面の「こうのとり」「きのさき」「はしだて」「まいづる」は、自由席を廃止し全車指定席列車に変更。北陸方面の「サンダーバード」と「しらさぎ」(9両編成の列車のみ)も、自由席のうち1両を指定席に変更します。

指定席特急料金は自由席料金よりも高額ですが、JR西日本では、自由席と同額か自由席以下の価格で、「eチケットレス特急券」や「J-WESTチケットレス」といったチケットレスサービスを提供しています。また、「J-WESTチケットレス」を紀勢本線などでエリア拡大するほか、期間限定ながら料金を一律500円とする「J-WEST チケットレス 500」も発売。チケットレスサービスの拡充と特急列車の形態変更によって、着席需要に対応していきます。

特急列車ではありませんが、新快速の有料座席指定サービス「Aシート」も、ダイヤ改正にあわせて全席が指定席に。2019年の導入当時は乗車まで着席保証がなく、車内で着席料金を支払う形でしたが、2020年12月より座席の半分を指定席として発売。そしてサービス開始から約3年で、全ての座席が乗車前に指定・確保できる形態へと変化することとなります。

 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

関連鉄道リポート

関連鉄道コらム

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。