減便が目立つJR西日本の各路線
新型コロナウイルスの影響やテレワーク等の普及といった理由で、ここ数年は鉄道利用者の減少が続いています。これに対応して、3月のダイヤ改正ではJR西日本の各路線で列車の減便が予定されています。
関西圏では、朝ラッシュ時間帯において多くの路線が減便傾向。JR京都線・JR神戸線などでは、一部時間帯で「新快速」の本数が増加しますが、その他の路線では1時間あたり1~4本の列車が削減されます。日中時間帯も同様に、琵琶湖線の草津~米原間、湖西線の近江舞子~近江今津間、加古川線の加古川~厄神間といった近郊エリアで、列車本数が約半数へと変更となります。
その他のエリアでも、山陽本線や山口線、七尾線など、比較的本数の多い路線を中心に、列車本数が減少。さらに、山陽本線の快速「サンライナー」と、山陰本線の快速「アクアライナー」は、今回のダイヤ改正をもって廃止となります。
一方で、広島エリアでは運用を拡大する動きも。2・3・4両編成が運転されている可部線では、ラッシュ時の編成を増強し、該当時間帯の列車は全て4両編成となります。また、これまで福山~徳山間で運用されてきた227系ですが、ダイヤ改正後は新山口駅まで乗り入れるようになります。