新駅開業に直通削減 大手私鉄の動きは
JRグループのダイヤ改正にあわせ、大手私鉄でも動きが見られます。
東武鉄道では、2023年7月にデビューした新型特急「スペーシア X」の運行本数を拡大。これまで1日2~4往復の運転でしたが、改正後は6往復となります。これにあわせ、「スペーシア X」の「コックピットスイート」「コンパートメント」「コックピットラウンジ」は特別座席料金を改定。特別座席の一部は、乗車6か月前からの予約を別料金で受け付けるサービスも開始します。
京王電鉄では、高幡不動駅21時30分以降の下り特急・急行が、高幡不動以遠は各駅停車となります。従来のダイヤでも同じパターンで走る優等列車は運転されていますが、ダイヤ改正で対象列車が拡大されることに。この変更にともなって、同時間帯に走る各駅停車は、運転区間が新宿~高幡不動間が基本の形に短縮されます。
名古屋鉄道では、犬山線と名古屋市営地下鉄鶴舞線の直通運転を縮小。平日10時台~16時台と21時台以降(一部を除く)、土休日の10時台以降(一部を除く)では直通運転がなくなります。また、河和線では新駅「加木屋中ノ池」駅が開業。三河線では、知立駅の連続立体交差事業にともない、三河知立駅が移設されます。
西日本鉄道では、平日日中の特急列車の運転を再開するほか、春日原駅は全特急列車の停車駅に変更。また、雑餉隈~春日原には新駅「桜並木」駅が開業します。