「アクティー」廃止に「ホリデー快速」削減 首都圏の快速列車の改正
首都圏の快速列車にも動きがあります。
東海道本線では、快速「アクティー」が廃止に。藤沢駅以西に通過駅を持つ快速列車で、2021年3月までは毎時1本が運転されていました。しかし、同月のダイヤ改正で、廃止になった通勤快速の代替としての立ち位置に。日中の運転はなくなり、夜間の下り2本のみの運転となっていました。
わずかに残った2本の「アクティー」も、今回のダイヤ改正で廃止となることで、東京駅を発着する東海道本線横浜方面の定期列車は、特急列車以外は全て普通列車となります。なお、湘南新宿ラインの特別快速は、ダイヤ改正以降も引き続き運転。辻堂駅などを通過する快速系の列車は、今後も残されます。
中央線系統では、土休日に運転されていた「ホリデー快速あきがわ」が廃止。同列車と連結していた「ホリデー快速おくたま」も、運転区間を奥多摩駅発着から青梅駅発着へ短縮し、青梅~奥多摩間は多客期に接続する臨時列車を運転する形態となります。
「ホリデー快速」は、土休日などの繁忙期に走る快速列車。かつては首都圏のさまざまな路線で運転されていました。今回動きがある「おくたま」「あきがわ」は、以前は201系、現在はE233系と、他の中央線快速と同じ車両ですが、過去に運転されていた他の列車では、特急用車両が使われることもあり、一種の「乗りトク」列車となっていました。
そのホリデー快速も、2022年に「ホリデー快速鎌倉」が特急「鎌倉」に格上げされたことで、中央線系統以外から消滅。今回のダイヤ改正で、ホリデー快速自体も「おくたま」を残すのみとなります。