臨時列車でも平日は毎日運転 特急「信州」運転開始
3月20日からは、塩尻・松本~長野間で臨時特急「信州」が運転されます。臨時列車ではありますが、平日は毎日運転の予定。使用車両は、「あずさ」などで使われているE353系3両編成です。
この区間では、名古屋~長野間の特急「しなの」が毎時1本運転されており、松本~長野間の需要も多数存在します。しかし、朝通勤時間帯に塩尻・松本から長野へ向かう「しなの」は設定されていません。かつては189系による定員制列車「おはようライナー」が塩尻→長野間で運転されていましたが、189系の引退により、2019年に廃止。以降は料金不要の快速列車が運転されるのみとなっていました。
新たに運転される「信州」は、かつての「おはようライナー」や、同列車を引き継いだ現在の快速よりも、40分程度遅い時間の設定。塩尻駅を7時37分、松本駅を7時54分に発車し、長野駅には8時59分に到着します。
なお、2022年にも、同じ「信州」という名前の特急列車が運転されていたことがありました。こちらは、善光寺の御開帳と、諏訪大社の式年造営御柱大祭にあわせ、長野~諏訪間で運転されたもの。車両は2023年と同じE353系3両編成でした。今回のダイヤ改正で、性格こそ異なるものの、同じ見た目・名前の列車が、再び走り始めることになります。