2016年の気になる鉄道イベント

現美新幹線がデビュー、新幹線が美術館に

2016年春、上越新幹線の観光列車「現美新幹線」が運転を開始する。

車両の正式名称は「GENBI SHINKANSEN」（現美新幹線）。「移動する現代アートの美術館」をコンセプトとし、車両ごとに各アーティストがプロデュースした現代アートを展開する観光列車。E3系新幹線車両を改造した6両編成で運転する。

2つの先頭車のうち1両は、従来の座席配置を継承しながら、インテリアの素材やデザインをアーティストが選定、監修する。中程の1両には、カフェ空間のほか、キッズスペースを設ける。車内の座席数は105席。外観デザインは写真家の蜷川実花さんが担当。濃紺色を基調とし、夏の夜空を彩る長岡の花火を編成全体にデザインする。

上越新幹線の越後湯沢～新潟間を中心に、臨時列車として運転する。土曜・休日を中心に、年間120日程度の運転を予定している。